モデル一覧
認知 疑う 繋げる

推論の梯子

概要

推論の梯子とは、人が事実を認識してから行動に移るまでの精神的プロセスを 「 梯子(はしご) 」 に例えた思考モデルである。私たちは無意識のうちに事実をフィルタリングし、独自の解釈や仮定を加えて結論を出している。このプロセスを可視化することで、誤解の防止や、より客観的な意思決定を可能にする。

評価 (1–5)

評価コメント

対人関係のトラブルやチーム内の認識齟齬を解決する上で、極めて高い有効性を持つ。しかし、自分の推論が 「 唯一の正解 」 であると思い込んでいる状態では、この梯子を降りて事実を確認することが難しく、活用には強い自己客観視が求められる。


最初の問い

「 私は、手元にある限られた事実から、勝手なストーリーを作り上げて結論に飛びついていないか? 」

目的

質の低い問い


使い方

  1. 事実(生のデータ)を確認する ビデオカメラで記録できるような、客観的で解釈を含まない事実を特定する。
  2. 情報の選択と解釈を自覚する 自分がどのデータに注目し(選択)、それにどのような意味を与えたのか(解釈)を振り返る。
  3. 仮定と結論を検証する 解釈に基づいてどのような仮定を置き、結論を下したのかを明確にする。その上で、梯子を一段ずつ降りるように「それは事実に基づいているか?」と自問する。

アウトプット例


ユースケース

典型的な誤用

他のモデルとの関係

参考文献・出典

  1. primary 学習する組織(明文化) クリス・アージリス

本内容は、記載の出典および一般的なフレームワークの定義に基づき、実務的な観点から PASCAL にて独自に再構成・執筆したものです。